【相馬隼人】
「なんで私が堂本君に嫉妬しなきゃいけないのよ!」
「ちょうど暇な時期だったから、気にしないで」
「そーだよ!春子なら、コウ君とぴったりかも!」
でも、こんな失敗を見られちゃったら、研究室に行きづらいな…。
(強いな、木村君は…。私も見習わないと)
「うん、手のあいてる時でよかったら」
(彼女…なのかな?…気になるな…)
「でも、ホント大丈夫だから!明日また会えるし、今日はゆっくりして!」
「そう言われても…木村くんと一緒じゃないと、ちょっと行きにくいな」
コウ君、私には何をくれるのかな?
ホント、いっつもふざけてばっかり……子供みたい。
(篠原君、私のこと誘ってくれたけど……、社交辞令みたいなものなのかな?)
(ずっと…逢いたかったから…)
(講義中は丁寧なのに…どうしていつもはあんなに冷たいんだろう)
「今日は天気がいいから…パン買ってきて中庭のベンチでお昼にしようかな?」
うん、たまには外でご飯も悪くないな。今度いつものメンバーで外でランチしようかな。
やっぱり葵さん、ホントにきれい…。同性の私でもうっとりしちゃうな…
「正直に言うと、ちょっと難しすぎる気がします」私は正直に思ったことを答えた。
「邪魔しちゃ悪いから、今日はやめておくね」
相馬先生、今日も桜の丘にいるかな?
相馬先生…お医者さんだから…きっと今まで悲しい思いをたくさんしてきたんだろうな…
…相馬先生、今日も桜の丘に来てるかな…?
(相馬先生の彼女…か。私との約束…やっぱり忘れちゃったのかな…)
(何だ、そんなことだったのか…)
邪魔しちゃ悪いよね…。
そういえば、昨日相馬先生どうしたんだろ…気になるな。会いに行ってみようかな?
どうしたんだろう、胸が苦しい…
「必須単位なんだから、頑張ろう」
(里見教授にあんな綺麗な彼女がいるなんて、知らなかったな)
それは、私もそう思う。私がもし男の子だったら春子の事をほっとかないよ。
(相馬先生…あれからなんとなく会いに行き辛いな…どうしてるんだろ。帰りに桜の丘によってみようかな…)
「ホント…、何かちょっと違うと思う…」
色々と思うことはあるけれど、今は授業に集中するときだ。
でも…人もたくさんいるし…それに今日は相馬先生、桜の丘にいるかもしれないしな…。
(やっぱり、努力家なんだ…ハヤトお兄ちゃん…かっこいいな)
(春子、やっぱり頼りになるんだ…すごいな。私なんて春子にかなわないな)
「さっ、里見教授の授業だから、遅れないように急がなくちゃ!」
「私は、教授のルックスに惹かれているわけじゃないから」
「ううん、大丈夫。自分で解決しなきゃだめなことなんだ」
(相馬先生…桜の丘に来てるくらいの時間だな…行ってみよ)
↓
GOODEND
【月影葵】
「うーん、葵さんの魅力には私なんてかなわないもん…嫉妬なんてしないよ」
「木村君は私の大事な弟みたいなものだからね!」
「それなら、私じゃダメかな…なんて、ね」
でも、私にとっては尊敬できる教授以上の想いはなかったけれど。
(強いな、木村君は…。私も見習わないと)
「うん、手のあいてる時でよかったら」
(ホント…こんな偶然って…あるんだ)
「じゃあ、甘えちゃおうかな…。久しぶりだしね!」
「なんだか、私達って兄弟みたいな関係だよね」
「それなら、私も一緒に図書館に行こうかな」
「やだ、何言ってるのよ。私なんかよりも、もっと綺麗な人と来なよ」
(篠原君、私のこと誘ってくれたけど……、社交辞令みたいなものなのかな?)
(お兄ちゃんのこと…ちゃんとお礼も言えてないし)
(講義中は丁寧なのに…どうしていつもはあんなに冷たいんだろう)
「今日は天気がいいから…パン買ってきて中庭のベンチでお昼にしようかな?」
うん、たまには外でご飯も悪くないな。今度いつものメンバーで外でランチしようかな。
やっぱり葵さん、ホントにきれい…。同性の私でもうっとりしちゃうな…
「正直に言うと、ちょっと難しすぎる気がします」私は正直に思ったことを答えた。
「邪魔しちゃ悪いから、今日はやめておくね」
天気もいいし…中庭でひなたぼっこでもしようかな?
そういえばコウ君、今日もオフだって言ってたっけ…。折角だから、コウ君や春子に電話して皆で遊びに行こうかな
春子だったら、コウ君の彼女になっても安心なんだけどな…
春子、よく覚えてるな。ひょっとして堂本君のこと…
邪魔しちゃ悪いよね…。
うん、今日はやっぱりバイトに行こう。
「違いますってば。肝心の彼氏がいないから、相談のしようがないんですよー」
「ホントですか?嬉しい!」
「必須単位なんだから、頑張ろう」
(里見教授にあんな綺麗な彼女がいるなんて、知らなかったな)
それは、私もそう思う。私がもし男の子だったら春子の事をほっとかないよ。
(コウ君は練習が始まってるだろうな…今日は図書館によってから帰っちゃお…)
(この二人って、似ているのか似てないのかわかんないよね、でも…いいコンビだな)
「ホント…、何かちょっと違うと思う…」
色々と思うことはあるけれど、今は授業に集中するときだ。
そうだ!今日は午後から葵さんとデートの約束が…
「はい。よろしくお願いします」
「いいんです。葵さんの気持ち、わかります」
「大丈夫です。今日はとっても楽しかったです」
(春子、やっぱり頼りになるんだ…すごいな。私なんて春子にかなわないな)
「そういえば私、コウ君とあんな風に言い争いしたことってなかった気がするな…」
「私は、教授のルックスに惹かれているわけじゃないから」
「ううん、大丈夫。自分で解決しなきゃだめなことなんだ」
(バイトに出させてもらおうかな…、仕事してたら気が紛れるかも…)
「いいですよ。私でお役に立てるなら」
「葵さんにしかできない、いい役だと思います」
「私も、葵さんのことが好きです」/「ごめんなさい…気持ちは嬉しいんですけど…」→BADEND
↓
GOODEND